2022年3月までの情報になります。
2024年3月16日の北陸新幹線「金沢-敦賀」開業でフリーきっぷの内容が現在と異なる場合がります。きっぷ詳細な情報は各鉄道会社のホームページ等で確認お願いします。
2024/4
青春18きっぷは旧北陸本線「金沢~直江津」間は特例区間を除き基本的に使用することは出来ません。
ただ、旧北陸本線の区間は第三セクターでフリーきっぷ発売されています。平日はフリーきっぷの利用が出来ませんが、土日祝日の移動ならフリーきっぷ利用が便利です。
北陸エリアの青春18きっぷ特例区間について
青春18きっぷ利用で通過が認められている特例区間は、石川県「金沢駅-津幡駅」、富山県「富山駅-高岡駅」間があります。ただし、第三セクターの駅に下車は出来ません。
青春18きっぷの特例区間を利用して「金沢-富山」間の移動は出来ません。それぞれ、金沢からの運賃、富山からの運賃が必要になります。
また、富山より東(新潟方面)は18きっぷの特例区間がありません。
特例区間の詳細は当サイトの青春18きっぷページにてご確認ください。
旧北陸本線で利用できるフリーきっぷ一覧
旧北陸本線「IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン」で販売されているフリーきっぷ一覧。
利用エリアが一番広く「越中宮崎-市振」も使える北陸おでかけパスが一番便利です。
大人2580円で「長浜-直江津」が使用できます。金沢より西(福井方面)は18きっぷと被りますが「金沢-糸魚川」の運賃は三セクを使用した場合3,080円なのでお得なきっぷ。
ただ、利用日が休日限定になっていることと、利用日の3日前までに購入するなどの条件があり、e5489対応なのでエリア内での当日受け取りは可能ですが、特に新潟方面は糸魚川駅で受取る必要があります。
糸魚川駅への交通手段は、「北陸新幹線、大糸線、直江津からえちごトキめき鉄道」なので、運賃、ダイヤの本数から関西東海方面からの移動よりは使いにくい切符です。
その他、第三セクターで販売している切符は管轄内の移動に便利なものの、旧北陸本線を通り抜けるといった使い方には不便です。
普通運賃での移動は「金沢-富山」を高速バス利用が安くなる
まず、第三セクターを利用しての「金沢-富山-糸魚川-直江津」間の普通運賃です。
運賃の太字は北陸おでかけパスでお得になる区間
金沢 | 富山 | 泊 | 越中宮崎 | 市振 | 糸魚川 | 直江津 | |
金沢 | — | 1,240円 | 2,260円 | 2,260円 | 2,470円 | 3,020円 | 3,780円 |
富山 | 1,240円 | — | 970円 | 1,130円 | 1,130円 | 1,680円 | 2,440円 |
泊 | 2,260円 | 970円 | — | 210円 | 230円 | 620円 | 1,220円 |
越中宮崎 | 2,260円 | 1,130円 | 210円 | — | 210円 | 680円 | 1,520円 |
市振 | 2,470円 | 1,130円 | 230円 | 210円 | — | 550円 | 1,310円 |
糸魚川 | 3,020円 | 1,680円 | 620円 | 680円 | 550円 | — | 900円 |
直江津 | 3,780円 | 2,440円 | 1,220円 | 1,520円 | 1,310円 | 900円 | — |
北陸おでかけパスの料金は大人2,580円なので、「金沢-糸魚川」と「金沢-直江津」は北陸おでかけパスの方がお得です。それ以外のエリア「富山-直江津」移動などは普通運賃の方が得になります。
また、平日だと北陸おでかけパスは使えません。
そこで、少しでも交通費を節約したい場合は「金沢-富山」を高速バスを利用します。
「富山駅-金沢駅」は北陸鉄道と富山地方鉄道で高速バスが運行されています。大人運賃980円で、平日24本、休日20本あります。所要時間は約1時間5分です。
事前予約は不要で乗車できます。
高速バスを併用することで、金沢から「富山、糸魚川、直江津」への移動は全て鉄道を利用するよりも安く済みます。
また、直江津から金沢へ移動する際も、糸魚川で北陸おでかけ受け取るよりも、普通運賃で移動し富山から高速バスを利用するほうが若干安くなります。
新潟方面から金沢への移動は高速バス併用が安上がり
それぞれのパターンで普通運賃を利用したときの費用です。
直江津駅から金沢まで鉄道で移動するときの費用
- 3780円[直江津-金沢]
直江津駅から糸魚川で北陸おでかけパス利用の費用
- 900円[直江津-糸魚川 ] + 2,580円[北陸おでかけパス] = 3480円
直江津駅から富山駅まで鉄道、富山から金沢まで高速バス利用の費用
- 2,440円[直江津-富山] + 980円[高速バス] = 3,420円
新潟方面から金沢へ抜ける場合は、北陸おでかけパス利用よりも普通運賃で移動し「富山-金沢」間を高速バスを利用するのが安く済みます。
高山からも同様にフリーきっぷ使わずに
岐阜高山からの移動もフリーきっぷを使わずに、新潟方面は普通運賃で移動、金沢へは富山から高速バス利用が安く済みます。
「高山-金沢」も北鉄と濃飛バスから高速バスが出ていますが、予約制で片道3,600円になります。
休日で関西からはe5489で北陸おでかけパス、それ以外は「金沢-富山」間を高速バスで移動する
休日に、関西から北陸経由で新潟に向かう際は事前にe5489で北陸おでかけパスを購入して、利用当日に敦賀駅や金沢駅で受け取ることが出来るのでお得に移動できます。
敦賀駅や金沢駅での乗り換え時間を上手く使うと、そこまで過密スケジュールにならないと思います。
一方で新潟方面から北陸経由で関西や東海に移動する際や平日の移動は、「富山-金沢」を高速バス使用するのが安上がりです。